◇ 粘土の授業で「役立つコツ」 vol.1 ◇◆





A 練る
(1) 基本的には、粘土は、初め練ってから使う。
(2) 但し、こどもの手の温度が高いので、少し工夫が必要。
(3) 「手の温度を低げる」「あらかじめ水分を補給しておく」の2点
(4) 手を水で濡らして軽く降って水切りをする。(決してタオル等で拭かないこと)
(5) そのまま粘土を練る。初めは少しヌルヌルするが、その内、調度良い具合の軟らかさ(例えば耳たぶ程度)に成ってくる。


B ひねり出し
(1) 盛りつける技法、削る技法等ありますが、「ひねり出し」技法が、もっとも失敗が少なく、仕上がりが良いです。
(2) 耳、鼻、等「チョン付」のアクセサリーは,その時は、くっついている様に見えても、乾くと取れてしまう事が多いです。


C どべを使う(高学年)
(1) 盛りっけで接着力を高める技法として、ドベを作り、それを両面に着けて接着する。あるいは片面は、水で少し濡らして指でこすり、ヌルヌルにして、もう片面にはドベを塗って後、両面を合わせて、よく押しつけて接着する。


D 翌日又は翌々日に、整形作業や、削り作業をする
(1) そのまま自然乾燥させておけば、翌日には、適当な硬さというか、軟らかさというか調度「羊羹程度の堅さ」に成る。「羊羹を切る」様な手応えで作業をする。
(2) 全体の姿を整形し、ヘラや、カンナ、又は、折れ刃カッター等で、削る。TVのCMで「自動車のクレイモデルを削るシーン」があります。そんな感じ。

E 半乾燥時に磨く
(1)

粘土の種類によって、翌日、又は翌々日、少し表面が、白っほく半乾燥状態の時期に、菌ブラシ、ストッキング等でこすり磨いて光沢を出す事の出来るものもある。かたちを作るだけでなく、仕上げの大切さも、学ばせて下さい 。